募集テーマ:ともに助けあい、支えあう社会をめざして
急激な人口動態・構造の変化により少子高齢化、地域コミュニティの弱体化とともに社会的孤
立が進んでいます。また、雇用のグローバル化・多様化へのシフトが進む一方で、不安定雇用の
広まりとともに所得格差が拡大しており、働く者や生活者の生活基盤が揺らいでいます。
さらに、今回の疫病・感染症によるパンデミックは、こうしたセーフティネットが脆弱な人た
ちに、より深刻な影響を及ぼすとともに、医療・保険体制などの社会システムに対する課題も浮
き彫りにしました。
また、近年、相次ぐ自然災害やその原因と考えられる気候変動等に対する施策も課題です。
これらの今日的な課題を解決し、ともに助けあい、支えあう社会を実現するための調査研究(個
人研究または共同研究)を募集します。
《募集する研究の具体例》
⑴ 自然災害等へ備える(防災・減災を含む)ための「共済・保険」に関する研究
⑵ 社会的な孤立、困窮等の課題解消に向けた「協同組合・相互扶助組織」の役割等に関する研究
⑶ 不安定雇用、所得格差の拡大等を解消するための「社会保障・社会政策」に関する研究
⑷ その他、上記の募集テーマに合致する社会科学的な研究
主たる研究拠点が日本国内にあり、下記のいずれかに該当する日本語での申請書・報告書の作
成と報告が可能な研究者・生とします。
○ 大学に所属する研究者
○ 研究機関に所属する研究者
○ 大学院博士後期課程在籍者・研究生
100万円上限